四国・宇和島じゃこ天について

宇和島名物「じゃこ天」とは?

じゃこ天は魚のすり身を揚げて作る練り製品「揚げかまぼこ」の一種。愛媛県宇和島市沿岸で捕れる新鮮なお魚を皮や骨まで丸ごとすり潰し、小判形にして油で揚げたものです。さつま揚げや平天など他の揚げ蒲鉾と比べると褐色具合が濃く、独特の歯ごたえと弾力があり、魚の旨みがぎゅっとつまっています。

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昔から宇和島では、魚のすり身の揚げ物を「天ぷら」といい、じゃこ天のように皮や骨ごと入ったものを「皮天ぷら」と呼んでいます。皮天ぷらの美味しさが注目されるようになり、小魚(雑魚)でつくる頃から「雑魚天(ざこてん)」と名付けられ、練り製品専門店として東京へ進出する頃には「じゃこ天」へと名前が変化していきました。

※原料のハランボ(ホタルジャコ)に由来して「じゃこ天」と呼ばれるようになったという説もあります。


原料は幻の魚、「ホタルジャコ」

じゃこ天の原料となる「ホタルジャコ」を、愛媛県外の市場や鮮魚店で見かけることはなかなかないでしょう。薄紅色の体の、腹から尾にかけては透明で、その部分がまるでホタルのように青白い光を発します。愛媛県では「ハランボ」という通称で親しまれ、大きな成魚でも12㎝程度と小型の魚です。


じゃこ天ができるまで

  1. 市場で素材を仕入れる
  2. 頭を落として内臓を取り除く
  3. ミンチにする
  4. 練ってすり身にする
  5. 成形する
  6. 油で揚げる
  7. 完成!

そのままでもおいしいですが、炙って、焼いて、香ばしく。じっくり煮込んで柔らかく、例えばオーブントースターやフライパンで焼き、大根おろしや玉ねぎスライスを添えればより一層おいしく召し上がれます。